交河故城

　トルファン市街地の西16k、二つの河が交わる高台にある城跡遺跡で車師前国の都であったとも言われている。6世紀初頭の麴氏高昌国期にはここに交河郡城が築かれたが、現存する遺跡は唐代以後に建築されたもの。

城壁がなく南北1760m、東西最大幅300m、城内は長さ350m幅3mのみちが南北に貫き、この道を中心に城内は三つの部分に分けられる、西北部には寺院遺跡が集中し、特に仏塔が数多く残っている、また西北部には車師前国、高昌国、唐代の墓地群が広がる。

東北部は居住地区で建築物もかなり保存状態がよいが、これに対して東南部の行政地区は、地下底院を除きほとんどが破壊されている。