特克斯県八卦城

　八卦城と呼ばれる特克斯県は漢の時代に造られ、1000年以上の歴史を有す西域36国の烏孫国の故地である。漢の王女細君と解優が相次いで烏孫王に嫁いだ際に、王女が住んだ所が八卦城だと言われている。

　町の特徴として放射状の64本の道路がすべて繋っている。町の中心地から環状道路が4本伸びており、第１環状線に通じる道路が８本、第２環状線に通じる道路が16本、第３環状線に通じる道路が32本、第4環状線に通じる道路が64本となっている。

　中国全土で唯一の信号が無い町である。町の面積は8ｋｍ²，総人口は16万人、カザフ族、ウイグル族、モンゴル族、回族、漢族などの民族が暮らしている。降水量が豊富で特克斯河が流れていることから、向日葵、小麦、トウモロコシ、ビートなどが年々豊作である。