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ミーラン古城遺跡


 英国人探検家スタインによって発見された古城遺跡、楼蘭国の国都「伊循城」であったとも言われている。1970年代の発掘調査で、大量の吐蕃(チベット遊牧民)文字で書かれた木簡や兵器が発見されたことから、唐後期に造られた城郭都市で、その後廃城されたものと考えられる。

 城郭は不規則な四角形で、周囲は308m、城壁の厚さは6~9Mに及び、城郭の角には物見台の跡が残り、南と西の城壁には城門跡と思われる崩れた所がある。

 さらに城壁南面の外には高さ9Mの小城が残っている。また、古城付近には東西4KMに渡って仏塔や寺院跡が連なっており、このオアシス都市の大きさと栄枯盛衰の悲哀を物語っている。

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