瓦石峡古城遺跡

　瓦石峡古城はウイグル語でバシシャルと言う。チャルクリク県の西に８０キロの瓦石峡郷バズエル村の西南部の砂丘にある。当時、古楼蘭王国の経済の要衝で、中央アジアの人々がよく停留し生活する中心地でもある。

遺跡では幅１キロ、南北約２キロぐらいのところに民居区、金属製錬と陶磁器を焼く窯の仕事場、田畑、古墳群などが見える。スラグの盛りは小山のように盛り上がっている、地面には陶器のかけ焼いたレンガ、ガラスのかけらなどがあちこちに散らばっている。

主な出土品である漢代の五铢銭、唐代の開元通宝、元代の漢文文書、錦織物などはすべて博物館に保存されており、古代シルクロード南路における東西交流に関する実物資料を提供している。