お客様の声 | ||
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吉仁塔 様
先日、広島のメンバーと一緒にウイグルの旅の案内をいただいた、石倉康次です。
その節は、本当にお世話になりました。旅程を進めていかなけばならない中で、私の不注意のために、荷物の到着が遅れ、余分なお仕事を作ってご苦労をおかけしたことに改めてお詫びします。
今後は、より慎重に対応するよう心掛けたいと思っています。
おかげをもちまして、クチャで荷物が到着し、あとは気持ちよい旅に集中することができました。冷静にトラブルに対処し、納めるべきところに収める関係者の皆さんに改めて敬服し感謝をしています。
また、ぜひ上海・南京の平和ツアーや、新疆北部のツアーを実現したいとも思っております。その節は、よろしくお願いいたします。
今回私は、シルクロードの歴史的ポイントをたどるだけではなく、西部開発の様子を知ることも目的としておりました。前者の歴史的遺産を訪ねる旅は十分に堪能さていただきました。後者の西部開発に関しては、農業の振興と、住居の刷新、石油の開発、商業・工業団地の開発の様子をつぶさに見ることができました。観光開発を進めるために治安の維持に努めている様子もわかりました。
開発の様子は、1990年代に、広東省の沿岸地域を視察した時の様子を彷彿とさせるものでした。乾燥地帯で、豊富な雪解け水を利用した水路と田畑を整備し、小麦、綿花、コメ、果物の栽培などの農業に相当な力を入れているところは素晴らしく、農産物自給率の低下を続けている日本とは対照的に映りました。
また、吉仁塔さんが、紹介されていた、ご両親のような牧畜をしている人たちにも、一人6万円の基礎年金を保障している点は、日本では議論になっている「すべての国民に最低生活を保障する年金水準を支給する」ことが実現できているように思いました。これは、新疆ウイグル自治区のすべての60歳以上の高齢者に保障されているものなのでしょうか、他の省では、すべての農村・山村住民に保障できていないのではないのではありませんか。それが新疆でできているのはなぜなのでしょうか。などいくつかの疑問が湧いてきました。機会がありましたら、ご教示いただければ幸いです。
いずれにせよ、「一帯一路」政策が推進されていく中で、中国の内陸部や西域がどのように変化を遂げていくのか、目が離せないなと思っています。
今後ともよろしくお願いいたします。
石倉康次
立命館大学 特任教授
2018-06-16