クチャ新市街から西旧市街の間へ700ｍ行った所にある、14世紀中期の有名なイスラム教伝道師エシデインを葬った墓地である。
　現存する建物はアクバがクチャを占領していた期間（１８６７－１８７１）に再建されたもの、現在では礼拝堂、ミナレット、前庭を備える総合的な宗教施設となっている。
　エシデインはトグルクテイームルを帰依させ、アルマリクで１４万人のモンゴル族をイスラム教に入信させたとされる人物として、イスラム教の始祖と呼ばれ、モラナは聖人の後裔と言われる。