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大宛国

  • 西域36国 大宛国
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  •   大宛(呉音:だいおん、漢音:だいえん)とは、紀元前2世紀頃より中央アジアのフェルガナ地方に存在したアーリア系民族の国家。大宛(だいえん)とは固有名詞を漢字に転写したものではなく、広大なオアシスという意味らしい。しばらく中国史書では大宛という名を使用したが、『魏書』以降はフェルガナの転写と思われる洛那国[2]、破洛那国、鈸汗国]、拔汗那などが使用された。

      大宛国があった場所は、現在のウズベキスタン共和国のフェルガナ盆地(フェルガナ州,ナマンガン州,アンディジャン州)にあたるとされている。当時は北西に康居、西に大月氏、西南に大夏、東に扜鰛,于窴(于闐),疏勒などの西域36国(タリム盆地)、東北に烏孫があった。また、漢の武帝が大宛遠征をした弐師城は、現在のキルギス共和国オシ市(フェルガナ盆地の東南)に比定されている。