新疆ハミ （哈密）観光概況

　ハミは天山山脈の東の端、雪解け水で潤うオアシスだ、シルクロードの交易が盛んだった頃「伊吾」と呼ばれていたハミは、昔、中国国内各地から西へ向かう、人々が通る最初の新疆宿場町、重要な交通の基地であり、物資の集散地だった。甘粛省と境界を接する新疆東部に広がるハミ地区は総面積15.3万ｋｍ²，人口５２万人、ハミ地区の中心地で、面積8万１７９５ＫＭ²，人口40万人の町だ、ハミ瓜の名で全国にも名高いが、このハミ瓜の産地は実はトルファン地区のピッチャン県なのだが、それがなぜ「ハミ」の名が冠されているかというと、昔ハミ王が清の皇帝にこの瓜を献上した時、瓜の名前を尋ねた皇帝に通訳が献上にきた使者の国を誤って答えてしまったため、と言われている。　クムルとも呼ばれる、瓜と町の名称になっている「ハミ」の由来には諸説あるが、古代ウイグル語のamil(大きな門)を語源とする説が有利。これは中央アジアへ続く天山北路のゲートとして繁栄したこの町にふさわしい名前といえる。ハミ王陵、ゲイス墓、ハミ地区博物館、大河古城遺跡、ハミ魔鬼城、巴里坤草原、巴里坤湖、巴里坤古城遺跡などが主な見どころ。