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烏孫国

※古西域36国の烏孫国 現在写真(イメージ)

     
  •  烏孫(うそん、拼音:wūsūn)は、紀元前161年から5世紀にかけて、イシク湖周辺(現在のキルギス)に存在した遊牧国家。現在では昔、烏孫国の王城は中国新疆地区特克斯(テケス)にあたる。
      もともと烏孫族は月氏族と共に敦煌付近(河西回廊)に暮らしていたが、昆莫の父の代になって、隣国匈奴の侵攻に遭い、その支配下に入る。匈奴の老上単于(在位:前174年 - 前161年)の代になってイリ地方の大月氏討伐を命ぜられた昆莫は、父の旧臣を率いて大月氏をイリ地方から追い出し、そこに居座った。紀元前161年、昆莫は老上単于の死に乗じて匈奴から独立し、イリ地方に烏孫国を建国する。これ以降、烏孫は漢と親密な関係を築きながら独立を保ち、5世紀の柔然侵攻までイリ地方に国を持っていた。
      新疆維吾爾(ウイグル)自治区特克斯県はシルクロードの北の道、伊犁河谷烏孫山の麓に位置し、県庁所在都市は「周易」の八卦「後天図」の方位に基づいて設計されている。現在世界で唯一保存状態が良く、卦爻が完全で、規模が最大の八卦城である。